基本スライド
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農薬のリスク・研究・問題点 –「殺虫剤」成分・ネオニコチノイド編 –

本記事で使うスライド一式となります。
これ以降は、上記スライドを引用しながら、そのスライドに簡単な解説を加える形式で進めていきます(一言メモ程度です)。
※基本、上記のスライドでご理解いただけるように構成しています。



■ この記事で得られる情報

このスライドでは「殺虫剤」成分の主流となっている「ネオニコチノイド」について、その概要や危険性は勿論、学術的な研究、農薬安全論への具体的な反論、世界や日本の規制状況を取り上げています。
このスライドで、ネオニコチノイドについて全体像を把握しつつ、「何故それが危険なのか?疑問視されているのか?」問題となるポイントを抑え、それらを論理性を持って伝えられるよう心がけています。



■ 農薬の種類と概要

「農薬」にも様々な種類があり、その中でも「除草剤」「殺虫剤」に分類される農薬が国内出荷の7割を占めます。
そして現在、殺虫剤の主流な成分として「ネオニコチノイド」、除草剤の主流な成分として「グリホサート」が使われています。今回のスライドでは「ネオニコチノイド」を取り上げ、解説をしていきます




■ 殺虫剤の主流成分「ネオニコチノイド」について

農水省の平成24年度における国内農作物の農薬調査によると、250種の作物のうちネオニコチノイド系農薬の「ジノテフラン」が他を大きく引き離し、検出数が多くなっています。
更に、検出された上位10種のうち、3種がネオニコチノイド系成分となっており、いかに国内で多数、ネオニコチノイド系農薬が殺虫剤として使用されているかがこの結果から見えてきます。



■ ネオニコチノイドが及ぼす危険

ネオニコチノイドは発達障害をはじめとして、人体に様々な悪影響が懸念されており、さらには環境・土壌・生態系にまでその影響が及びます。



■ ネオニコチノイドの研究・論文

ネオニコチノイドに対する懸念は、すでに多くの実験で明らかになっており、これら実験結果を無視し、使用を広げることは人体・環境にとってリスクの高いことだと理解できるかと思います。
※ネオニコチノイド関連のニュースについて、時系列に、わかりやすく掲載されている有機農業ニュースクリップさんの年表はこちらからご参考ください。



■ ネオニコチノイドの危険な特徴

ネオニコチノイドは「水に溶けやすく」「油に溶けやすく」「体内に分解酵素がなく」「熱にも安定性を示し」「洗っても落ちない」という性質があります。
つまり、あらゆる作物・土壌・水・身体などへ浸透しやすく、蓄積される成分であると言えます。
農薬として効果を高めるこれらの性質が、リスクを非常に高めていると言えます。



■ ネオニコチノイド推進派の主張と反論

「現代農薬は技術が進歩して安全になった」この言葉が曖昧であることが、推進派の主張と、それに対する反論を見てわかります。
農薬の危険性は、様々な学術研究をみても明らかなとおり、断言できるものではありません。
「国の基準値を満たしているから、政府機関が言っているから」その権威だけで鵜呑みにしていると取り返しのつかないことになります。
消費者は一見正しく聞こえる主張も、慎重に吟味しなければなりません。




■ 農薬全般に対する懸念・疑念

ここでは、農薬全般に対する、研究者・専門家の声を取り上げています。
これら主張を通しても、農薬実験の不備や違和感を感じざるを得ません。
ここまで不備だらけの実験を「安全だ」として許可する日本政府にも責任がありますし、国が規制を緩め続ける以上、消費者が声をあげ、気づかせる必要があります。




■ 世界と日本のネオニコチノイド規制状況

世界で規制が強められているネオニコチノイドですが、日本では逆に、大幅に規制が緩められています。
この状況により、世界で売れ残ったネオニコチノイド残留食品が日本に売られる懸念も指摘されています。





■ 参考資料

日本は世界第三位の農薬使用国です(OECD加盟国では常に1・2位)。ここまで見てきたとおり、ネオニコチノイド一つとっても安全と言い切れないのが農薬です。
更に、農薬自体の使用量が発達障害との関連を指摘する専門家もいます。
農薬について、私たち消費者は「技術の進歩により安全となった」という表層の論理に惑わされず、真実を見ていく必要があるのではないでしょうか。


除草剤成分の主流である「グリホサート」についての記事は、以下となります。こちらもあわせてご参考ください。
☆参考丨農薬のリスク・研究・問題点 –「除草剤」成分・グリホサート編 –